
今、外はこの冬、二度目の一面、雪景色。
あれは4年前、仕事納めの日に大阪から駆けつけ、年明けまで手伝ってくれた 彼女が最終列車で帰る高松駅でのこと。
疲れたやろ? ・・・気つけてな。
「うん」
ほんとに帰るんか?
「・・・また来週」
改札口から電車に向かう両手両肩に重たいバッグ、よろけながら歩む彼女の後姿・・・そしてとうとう大爆発。
あとで入場券買いますから! と駅員に告げるやいなや、ホームに飛び込み彼女のあとを追う。
車窓から淋しそうに暗闇を見つめている彼女の背後からぐっと手を差し出し、
300円貸して、入場券買うんや。いや・・・オレは来週まで待てん!
充血した瞳で見つめ合う二人。
二人はこのとき決心したのである。 ・・・【続く】