
ここ柏原渓谷は、民放はもちろんのことあのNHKの地上放送ですら映らない別世界、というのがウリの一つである。唯一のBS??と、昼過ぎに届く新聞と、訪れるお客さん、が今でも三大情報源だが、この年末年始に備えて、とうとうHi-Visionの大画面TVを導入した。
あれはオープン初日(1988年)のことだった。「おやじー、テレビと新聞と時計は置くなよ。置いたら来ないぞ」。アウトドアー派の多くが声をそろえて言った。以来、客室にはこの三点セットがなかった。しかし2002年のFIFAワールドカップのときだけは覚悟して各部屋にテレビを置いてしまった。ところがなんと頼りの綱にしていたBS??で中継がなかったから大変だ。「おやじー、なに考えとん? テレビ置くな、いうたやろ? 中継がないのは罰が当たったんや」などと、踏んだり蹴ったりだった。
20世紀末までの大晦日はアンチ紅白の客がほとんどだったから、あのテレビドラマ「北の国から」のVTRを全員で涙して鑑賞するのを恒例にしていた。それが21世紀になると「紅白!紅白!」のリクエストの嵐が吹き荒れるようになってしまったから、それに負けて大画面のプラズマを購入したというわけである。しかし・・・紅白歌合戦よりも白ヒゲライブのほうがマジでウケると思うのになぁ。