
マウンテンドームをオープンさせて以来、おいらは20年近く狭い事務所内(10畳程度)で単身赴任生活を続けてきた。
再婚してすぐ、地下室つきのログキャビン・カナダ(8畳×2程度)を新居にした。しかしタンスすら置けない窮屈生活にガマンできず、再度、事務所に舞い戻った。ところがスタッフの誰もが勝手に出入りする事務所ではプライバシーが保てない。そこで今度は本館2Fホール今度は本館2Fホール(約40畳)をカーテンで仕切って住むことにした。天井の高さが12メーターもあるだだっ広いホールだけあって夏場は風通しがよく申し分ない贅沢な別荘だったが、冬になるとシベリア並みの冷気が流れてくるからたまったものではない。そこでクリスマス後に本館2Fにある稼ぎ頭の客室・カリフォルニア(16畳)を売り上げ減覚悟で自室とした。「さすがカリフオルニア。こんな暖かい部屋があったんやあ」と感激したのも束の間、「待てよ、もうすぐ家族が一人増えたら・・・」で、とうとう、同F一番奥の客室・ラテンアメリカ(20畳)を最終の居にしてしまったのである。
そんなこんなで、5年間で6度目の引越しの末にジプシー生活からやっとの想いで永住地を見出せたのである。
■「こんな自然の中で大きなログハウスにみ、大きな犬を飼って、真っ赤なジープに乗って、その上、ヒゲも頭も真っ白なんて、出来過ぎですよ。という人がいる」・・・・・・これは昔、出版された白ヒゲ本の中にある一節だが、「隣の芝生は青い」と答えるのがおいらの口癖。いくら大きな建物があろうが、どんなに部屋数があろうとも、これらはお客さんのためのもの。
偽らざる現在の心境は、「広い敷地も大きなログハウスも階段もいらない。ワンルームマンションでもいいから普通の生活がしてみたい」である。
―写真はおいらの39歳当時の寝顔―